8月の兼題「流星」

8月の兼題「流星」

流れ星のこと。太陽系空間にある塵や小天体が地球の大気中に入り込んで、高さ約100キロメートル、速度毎秒約10~70キロメートルで発光するもの。

大抵が、大気中で燃え尽きて消え去るが、大きなものは地上に落下して、隕石や鉄隕石となる。

傍題に「流れ星」「はしりぼし」「奔星」「よばいぼし」など。

 

7月のオンライン句会

今月のオンライン句会投句の講評

No1ブロック

熱帯夜冷たき場所を探る足

夏の寝苦しい様子がユーモアがあって面白いですね。この頃はやりの触ると清涼感があるというタオルケットかシーツでしょうか?楽しいですね。

No2ブロック

寝返りをうって目覚めし熱帯夜

まさに猛暑の寝苦しい夜ですね。上手く纏まっています。

 

No3ブロック

エアコンのタイマー切れて目が覚めて

タイマーがいつの間にか切れているのは当たり前だけれど、寝付かれずにふと目が覚める猛暑の夜そのものですね。

 

No4ブロック

風鈴も猫も動かぬ軒の下

微動だにしない風のない軒下、猫までじっとうずくまっている様子が何だか炬燵のようで猛暑ですが懐かしい感じがします。

 

No5ブロック

「ひと夏の恋」という名の冷酒飲み

冷酒は後から効くというので、何となくロマンを感じて素敵な俳句です。

 

<総評>

今月は、あまりの猛暑の為か投句数が少なく残念です。8・19俳句記念日の方に取られてしまったのかも知れません。毎月投句や選句を続けると、自然に俳句が身に着き日本語の575のリズムが自然に沸き上がってきますので、是非、オンライン句会に投句&選句を続けて下さい。投句、お待ちしております。

 

7月の投句一覧

熱帯夜まさか赤道は動かない
熱帯夜冷たき場所を探る足
寝入りばな麻の手触り熱帯夜

寝返りでさえ煩わしい熱帯夜
寝返りをうって目覚めし熱帯夜
熱帯夜解けぬ問いが駆けめぐり

ラジオから意外な懐メロ熱帯夜
エアコンのタイマー切れて目が覚めて
熱帯夜ハッカ油の母の知恵

目薬が涙を誘う熱帯夜
風鈴も猫も動かぬ軒の下
熱帯夜吾子の寝姿目がまわり

昼並みの製氷機鳴る熱帯夜
「ひと夏の恋」という名の冷酒飲み
熱帯夜祖母の思い出高地の屋

(7月末〆切り分)
6月の点盛りの結果


2点句

手のひねり返して進む風の盆
南風雨雲払いのけて晴れ

1点句

小糠雨水面を走るあめんぼう
南風ライブ帰りの街更ける
大南風残した空に乱れ雲
黒南風を言い訳にして引きこもり
ガラス瓶弾けて跳ねる水中花
スカートの裾を撫でゆく南風
海水の冷たき朝の南風

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5月の主宰出句

5月の主宰出句「白シャツ」

校舎から少年の白シャツが来る

洗いたて町に繰り出す開襟シャツ

白シャツの通勤ラッシュ上り線

アロハシャツ転ばぬ先の天気予報

白シャツで美人OLはつらつと

 

6月のオンライン句会

今月のオンライン句会投句の講評

No1ブロック

南風ライブ帰りの街更ける

都会の生活の中にライブコンサートや映画鑑賞などの娯楽や芸術鑑賞が含まれている時代ですね。田舎ではまだまだ少ないかな。摩天楼の都会的な素敵な俳句です。

No2ブロック

手のひねり返して進む風の盆

盆踊りが目に浮かびます。風の盆は傘で顔が見えないと言います。夜通し踊るのでその姿に手の動きが際立ち練り歩いているのですね。情緒のある美しい俳句ですね。

No3ブロック

ガラス瓶弾けて跳ねる水中花

水中花がどこかひらひらと瓶には収まらないような様子が目に浮かびます。跳ねているというのは造花では無いのでしょうか。涼しげで面白い表現ですね。

No4ブロック

谷根千の昭和の町に南風

谷根千とはマニアックと言うかレトロと言うが下町風の路地裏の多い地域の頭文字を取った呼び名のことでしょう。谷中、根津、千駄木のようですが、昭和の良き時代がもう一度戻ってきたらいいという想いと重なり優しさと懐かしさを感じる俳句ですね。

No5ブロック

アルバムの黴拭きながら日の暮れる

黴という古臭いものが昔の懐かしいアルバムだということを物語っていますね。夏の夕暮れ時の切ない気怠さが、青春の遠いことを示唆しているような下五です。どこか色褪せた写真が目に浮かびます。

<総評>

今回は、夏の厳しさになにか焼け付いたような感じの印象が残り、物憂い感じの俳句が多く感じました。暖かな開放的な南からの風は、この時代にはあまりにも暑すぎて赤道直下のような厳しさを感じました。

 

6月の投句一覧

南風遠い昔の声に泣く
小糠雨水面を走るあめんぼう
南風ライブ帰りの街更ける
大南風残した空に乱れ雲

空が青すぎて南風が早し
手のひねり返して進む風の盆
黒南風を言い訳にして引きこもり
南吹く早朝の岸波の泡

飛んでゆきたいのに南風ゆるやか
ガラス瓶弾けて跳ねる水中花
スカートの裾を撫でゆく南風
海水の冷たき朝の南風

夕暮れに少しぼんやり風の音
ガラス越し黒デメキンのにらめっこ
谷根千の昭和の町に南風
引き潮に南風吹きし波模様

南風雨雲払いのけて晴れ
朝顔の蔓を絡ませ天仰ぐ以上
アルバムの黴拭きながら日の暮れる
瀬戸内に南風浴びて果の恵み

(6月末〆切り分)
5月の点盛りの結果


2点句

アロハシャツ習い始めのウクレレと
紺ブレに白シャツの列初々し
ポーズとる開襟シャツの女学生

1点句

校舎から少年の白シャツが来る
木下闇道なき先の滝の音
カレーうどん食べたし今日のシャツは白
夏シャツや縁側で読む文庫本
白シャツの通勤ラッシュ上り線
アロハシャツ転ばぬ先の天気予報
土佐電に乗って食べ飲み初鰹
紫陽花は土を喰らひて赤や青
露集めティアラのごとし額紫陽花

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5月のオンライン句会

今月のオンライン句会投句の講評

No1ブロック

カレーうどん食べたし今日のシャツは白

楽しい句ですね。夏にカレーうどんというところが面白いです。白い服は夏のおしゃれですが、女性はやっぱり汚したくないですよね。よく解ります。

No2ブロック

アロハシャツ習い始めのウクレレと

習いはじめなのですね。気軽で楽しそう!何かを始めるのは心がうきうきしてワクワクします。そんな気持ちと開放的なアロハシャツにウクレレ姿はまさにハワイアンですね。素敵です。

No3ブロック

紺ブレに白シャツの列初々し

紺と白は爽やかですね。夏らしくて海に波のようです。そんな清々しさが学生の列でしょうか。とても初々しく見えるということは制服なのかもしれませんね。

No4ブロック

土佐電に乗って食べ飲み初鰹

初鰹は正しく四国の高知ですね。土佐の勢いの良さが、とれたての旬の鰹に現れていて、阿波海に向かう土佐の岬が目に浮かびます。しかも食べながら飲むから「食べ飲み」というのでしょう。楽しい秀句です。

No5ブロック

ポーズとる開襟シャツの女学生

おしゃれな白い解禁シャツですね。夏の太陽の下でポーズをとっているということは写真を撮っているのですね。女学生というところがドラマがあります。可愛い乙女の開襟シャツはどこか健康的で元気ですが、ちょっと大人びた開放的な感じもしますね。写メですかね。友達同士で楽しそうな秀句です。

<総評>

夏は白が目立つことが俳句からもよく解りました。暑い中での白いシャツは、爽やかでもあり清々しくもありますね。ユーモアのある楽しい句が多かったように感じました。

 

5月の投句一覧

校舎から少年の白シャツが来る
白シャツを息子に送り返事待つ
木下闇道なき先の滝の音
カレーうどん食べたし今日のシャツは白

洗いたて町に繰り出す開襟シャツ
アロハシャツ習い始めのウクレレと
アフタヌンティー女子会集う薫風
夏シャツや縁側で読む文庫本

白シャツの通勤ラッシュ上り線
夏シャツに着替え鏡を右左
四万十川シワの波間に鮎踊る
紺ブレに 白シャツの列 初々し

アロハシャツ転ばぬ先の天気予報
アルバムを指さし微笑む開襟シャツ
土佐電に乗って食べ飲み初鰹
紫陽花は 土を喰らひて 赤や青

白シャツで美人OLはつらつと
ポーズとる開襟シャツの女学生
風立ちぬ一際目立つ白牡丹
露集めティアラのごとし額紫陽花

(5月末〆切り分)
4月の点盛りの結果


3点句

山桜麓から村ひと続き

2点句

小山にも一樹りっぱに山桜
角島へ橋の雲より山桜
山桜啄むすずめ一羽二羽
時忘れ寄せ来る波を桜貝

1点句

山桜のぼり下りで観る景色
登山客頭上に舞い散る山桜
山桜瀬戸の小浜の大漁旗
紅の天女降り立つやまざくら

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4月のオンライン句会

今月のオンライン句会投句の講評

No1ブロック

小山にも一樹りっぱに山桜

小さな山に一本の桜の木が凛々しく咲いている姿が目に浮かびます。どこか時代を越えた映画のワンシーンのようですね。

No2ブロック

登山客頭上に舞い散る山桜

コロナ明けの清々しい山の空気に桜が舞い落ちてくるなんて、素晴らしいですね。なかなか体験できませんが、東京では高尾さんあたりでも案外登山が出来ると聞きます。気持ちがよさそうなコロナ明けらしい一句です。

No3ブロック

山桜啄むすずめ一羽二羽

啄むという表現がどこか俳句らしい高原のような句ですね。雀などの小鳥や虫は、桜の花の蜜に寄ってきます。勿論、蝶もいますね。そんな春の優しい長閑な一齣が目に浮かびます。

No4ブロック

山桜麓から村ひと続き

「山笑う」という季語がありますが、山の麓から村まで山道が村へ降りてくるのでしょうか。山桜が自然に自生している山の笑うような景色から村へと続く道の両脇に植えられた桜の並木道までどこまでも続いているような春らしい田舎の農村なのでしょうか。暖かさを感じて素晴らしいです。

No5ブロック

紅の天女降り立つやまざくら

美しいですね。お能の天女の羽衣のようです。山桜は白っぽいものが多いのですが、この山桜は赤く染まりくれない色にみえるのでしょうか。それとも夕焼けに染まり日の暮れに天女の幻を見ている句なのでしょうか。美しいですね。

<総評>

お題の影響か、古風で美しい句が多く感じました。今年は桜の開花が記録的に早く、山々が美しく彩られて春らしい光景が多かったようです。
少し投句が少なかったので残念ですが、来月はもう少し投句が増えますよう、お待ちしておりま~す。

4月の投句一覧

小山にも一樹りっぱに山桜
山桜のぼり下りで観る景色
山桜まだ見ぬ海を臨むよに

散り敷きて花びら纏う山桜
登山客頭上に舞い散る山桜
角島へ橋の雲より山桜

山桜啄むすずめ一羽二羽
ふもとより空へと続く山桜
山桜瀬戸の小浜の大漁旗

山桜麓から村ひと続き
いくたびも向かう吉野の山桜
巌陰の伝説偲ぶ山桜

紅の天女降り立つやまざくら
上り坂ひと息ついて山桜
時忘れ寄せ来る波を桜貝

(4月末〆切り分)
3月の点盛りの結果


2点句

波一つ立たぬ浄土や春の海
二胡の音のせて浜風春の海
引き潮にゆるく弧を描く春渚
春の川滔々と鳥の影映す

1点句

春の海眺める親子のシルエット
潮風に別れの船出春の海
春の海風に合わせて波の音
春濤や指さし数える伊豆七島
春の浜海草絡む忘れ舟
旅に出てバス来ぬ停車場長閑なり
春の海S字模様の絶え間なく

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