5月投句「端午の節句」
端午の節句風やわらいで時移る
鯉幟大きな口が空を呑む
傘忘れ走る駅前五月雨
藤の山隧道潜り海が呼ぶ
花菖蒲もののふの影偲び咲く
5月投句「端午の節句」
端午の節句風やわらいで時移る
鯉幟大きな口が空を呑む
傘忘れ走る駅前五月雨
藤の山隧道潜り海が呼ぶ
花菖蒲もののふの影偲び咲く
五月晴やっと厚手のニット干す
今年は春から天候がはっきりしない嫌な気候ですね。五月は清々しい初夏の風薫る季節のはずが、ぐずぐずとやっとニットを干す気持ちがよく伝わります。
五月晴むつかしいことあとまわし
晴れ渡る空に見とれてしまい何だか何も考えたくないような季節感を上手く解り易くまとめていますね。共感します。
今回は投句が少なく、ブロック分けが出来なかったのが残念です。次回の投句お待ちしております。
5月の投句一覧
五月晴いつもあなたがいればいい
こんな日も夕方がある五月晴
朝空がみるみる開け五月晴
五月晴やっと厚手のニット干す
めぐる日々あまりに早く五月晴
雨どいの一雫落ち五月晴
町移り木立が変わる五月晴
編みぐるみ一緒にお出かけ五月晴れ
空の色移ろいやすく五月晴
五月晴むつかしいことあとまわし
(5月末〆切り分)
2点句
一年生制服の袖手を隠す
房総の潮風うける花見酒
1点句
旅先の水温む朝ししおどし
手を合わすお地蔵様の顔に蜂
ため息も吹きこみ青きシャボン玉
水温むひょんと跳ね飛ぶ水溜り
願かける音羽の滝の水温む
平穏な日々に感謝の花見酒
水温む飛沫(しぶき)とばして洗う顔
両の手の十指に朝の水温む
銀閣寺侘び寂びの中さくら色
よちよちと小雀一羽駐車場
軒先に猫が住みつく菜種梅雨
スイッチを入れず蛇口の水温む
草萌ゆる復興祈るコンサート
水温むをのこもすなる厨ごと
五月雨てどこに忘れたジャンプ傘
迷い猫くるりと逃げる蜂の音
オンライン句会はこちらから https://onlinekukai.jimdofree.com/?preview_sid=573194
今月の一句添削コーナー
5月の今月の一句

5月の兼題「五月晴」
5月の空の晴れわたること。またはその晴れわたった空をいう。他に五月雨の晴れ間や梅雨の晴れ間をいう場合もある。
傍題に「梅雨晴れ間」「梅雨晴」など。
5月の主宰出句「白シャツ」
校舎から少年の白シャツが来る
洗いたて町に繰り出す開襟シャツ
白シャツの通勤ラッシュ上り線
アロハシャツ転ばぬ先の天気予報
白シャツで美人OLはつらつと
No1ブロック
カレーうどん食べたし今日のシャツは白
楽しい句ですね。夏にカレーうどんというところが面白いです。白い服は夏のおしゃれですが、女性はやっぱり汚したくないですよね。よく解ります。
No2ブロック
アロハシャツ習い始めのウクレレと
習いはじめなのですね。気軽で楽しそう!何かを始めるのは心がうきうきしてワクワクします。そんな気持ちと開放的なアロハシャツにウクレレ姿はまさにハワイアンですね。素敵です。
No3ブロック
紺ブレに白シャツの列初々し
紺と白は爽やかですね。夏らしくて海に波のようです。そんな清々しさが学生の列でしょうか。とても初々しく見えるということは制服なのかもしれませんね。
No4ブロック
土佐電に乗って食べ飲み初鰹
初鰹は正しく四国の高知ですね。土佐の勢いの良さが、とれたての旬の鰹に現れていて、阿波海に向かう土佐の岬が目に浮かびます。しかも食べながら飲むから「食べ飲み」というのでしょう。楽しい秀句です。
No5ブロック
ポーズとる開襟シャツの女学生
おしゃれな白い解禁シャツですね。夏の太陽の下でポーズをとっているということは写真を撮っているのですね。女学生というところがドラマがあります。可愛い乙女の開襟シャツはどこか健康的で元気ですが、ちょっと大人びた開放的な感じもしますね。写メですかね。友達同士で楽しそうな秀句です。
夏は白が目立つことが俳句からもよく解りました。暑い中での白いシャツは、爽やかでもあり清々しくもありますね。ユーモアのある楽しい句が多かったように感じました。
5月の投句一覧
校舎から少年の白シャツが来る
白シャツを息子に送り返事待つ
木下闇道なき先の滝の音
カレーうどん食べたし今日のシャツは白
洗いたて町に繰り出す開襟シャツ
アロハシャツ習い始めのウクレレと
アフタヌンティー女子会集う薫風
夏シャツや縁側で読む文庫本
白シャツの通勤ラッシュ上り線
夏シャツに着替え鏡を右左
四万十川シワの波間に鮎踊る
紺ブレに 白シャツの列 初々し
アロハシャツ転ばぬ先の天気予報
アルバムを指さし微笑む開襟シャツ
土佐電に乗って食べ飲み初鰹
紫陽花は 土を喰らひて 赤や青
白シャツで美人OLはつらつと
ポーズとる開襟シャツの女学生
風立ちぬ一際目立つ白牡丹
露集めティアラのごとし額紫陽花
3点句
山桜麓から村ひと続き
2点句
小山にも一樹りっぱに山桜
角島へ橋の雲より山桜
山桜啄むすずめ一羽二羽
時忘れ寄せ来る波を桜貝
1点句
山桜のぼり下りで観る景色
登山客頭上に舞い散る山桜
山桜瀬戸の小浜の大漁旗
紅の天女降り立つやまざくら
オンライン句会LP画面はこちらから https://onlinekukai.jimdofree.com/?preview_sid=573194