3月の主宰出句「初桜」
投句No1:雨の町切なく淡く初桜
投句No2:10年の時を耐え抜き初桜
投句No3:今どこに誰が呼ぶのか初桜
投句No4:ひととせのひと昔なり初桜
投句No5:夕べまだ莟のままで桜待つ
3月の主宰出句「初桜」
投句No1:雨の町切なく淡く初桜
投句No2:10年の時を耐え抜き初桜
投句No3:今どこに誰が呼ぶのか初桜
投句No4:ひととせのひと昔なり初桜
投句No5:夕べまだ莟のままで桜待つ
今月の一句添削コーナー
6月の今月の一句
今月の一句添削コーナー
5月の今月の一句
No1ブロック
手を合わすお地蔵様の顔に蜂
お地蔵様は可愛いですね。作者がお地蔵さまに手を合わせているとそのお地蔵様の顔に蜂が来てとまったという俳句ですね。5月は子供の日があるので、なおさらお地蔵様が気になります。お祈りする作者の優しさが感じられます。
No2ブロック
願かける音羽の滝の水温む
滝の水は夏には冷たくて涼しいのですが冬は厳しくその水が春になり少し温くなるという俳句は珍しいですね。清水寺の音羽の滝の水を飲みに行かれたのでしょうか?面白いです。
No3ブロック
よちよちと小雀一羽駐車場
とても可愛らしくて微笑ましい句です。都会では意外に自然が残る駐車場に子雀が来ている姿が楽しいです。優しい俳句ですね。
No4ブロック
房総の潮風うける花見酒
お花見に一杯、千葉の海と桜の絶景ですね。どこのお花見でしょうか館山かな?九十九里あたりでも海沿いに河津桜が美しい街道がありお花見で賑わっていますがその辺なのかなぁ?素敵な俳句ですね。
No5ブロック
水温むをのこもすなる厨ごと
はるになって、今の時代は男子でもグルメな人は自分でなんでも料理しますね。男性の方が上手いことも多いです。コックなのかな?
春らしい句が多くて選句も楽しいですね。桜の開花が遅かっただけに花見の時期が長く、雨の花や花吹雪や桜蕊のはいくなど、いつもより様々な角度から桜や春の句を詠むことが出来たと感じました。
4月の投句一覧
旅先の水温む朝ししおどし
手を合わすお地蔵様の顔に蜂
ため息も吹きこみ青きシャボン玉
水温む虚像に笑みを促され
新樹蔭(かげ)病の癒えて深呼吸
水温むひょんと跳ね飛ぶ水溜り
願かける音羽の滝の水温む
平穏な日々に感謝の花見酒
春愁の守り袋を結直す
此はもはや空気のように水温む
水温む飛沫(しぶき)とばして洗う顔
両の手の十指に朝の水温む
銀閣寺侘び寂びの中さくら色
一年生制服の袖手を隠す
蟇穴を出て歪みたる鏡かな
水温む血肉温むは今すこし
よちよちと小雀一羽駐車場
水温み朝は晴れ晴れ水仕澄む
まぁだだよ今年の桜かくれんぼ
房総の潮風うける花見酒
軒先に猫が住みつく菜種梅雨
思春期の跡に染みるか水温む
囲碁教本父の書き込み紙魚(しみ)の跡
スイッチを入れず蛇口の水温む
ほっと一息し週末の夜桜
草萌ゆる復興祈るコンサート
水温むをのこもすなる厨ごと
溜め池に藪蚊の憩い水温む
五月雨てどこに忘れたジャンプ傘
迷い猫くるりと逃げる蜂の音
(4月末〆切り分)
4点句
初桜待ちくたびれて開く宴
3点句
みどり児の光さす方初桜
2点句
初桜ひとつ前の停留所
駘蕩と野草商う野猿園
初桜見るたび思う過ぎし日々
初桜歩みも時もフリーズして
1点句
買ってこい辛口清酒桜餅
雨の町切なく淡く初桜
初桜すりきずほどの傷心も
10年の時を耐え抜き初桜
医院訪う多くのひとの初桜
灯されて沼暗くなる初桜
われ二度目母には初の桜かな
恋猫のわたしはシャミという名前
夕べまだ莟のままで桜待つ
初桜くぐり今年の記念とす
オンライン句会はこちらから https://onlinekukai.jimdofree.com/?preview_sid=573194
2月の主宰投句「鶯」
投句No1鶯の声がしたよなしないよな
投句No2鶯の笛かと日光杉の森
投句No3まだ姿見せず目白の緑濃く
投句No4ホーホーホー初々しくも鶯か
投句No5初音かと筝曲の音か池の鯉
No1ブロック
初桜ひとつ前の停留所
桜が咲き始めるとつい行き先を変えていつもとは違う停留所でありて桜並木を歩いているのでしょうか。そんな作者が思い浮かびます。今年は開花が遅かったので待ち遠しくてやっと咲いた桜が嬉しい句ですね。共感します。
No2ブロック
初桜待ちくたびれて開く宴
お花見の句ですね。まったく今年の桜は待ちくたびれました。作者の気持ちがストレートに解り易く表現されていて楽しいお花見が目に浮かびます。
No3ブロック
医院訪う多くのひとの初桜
病院への通い路に桜がやっと咲いたのですね。沢山の人が行き交う病院のようで、私もよくこの時期に定期検診に世田谷の桜並木を通っていたことを思い出します。
No4ブロック
みどり児の光さす方初桜
可愛い赤ちゃんの笑顔に桜が咲いて笑っている様子でしょうか。暖かな春の日射しが感じられる素晴らしい俳句です。
No5ブロック
初桜くぐり今年の記念とす
やっと咲き始めた桜の枝を潜り今年もお花見の宴につくのか席を取るのか、手に取るように枝に咲き始めた桜が美しい姿が浮かぶ秀句ですね。
桜のお題でしたので、やはり美しい俳句が多く、今年は開花が遅かったことが俳句からも読み取れます。東京の開花は29日でしたので、ちょうどお題にあって詠み易かったのかもしれませんね。芭蕉が「奥の細道」の旅に出たのが弥生27日頃と言います。その頃は桜が満開で江戸時代でも美しい花の季節の旅立ちだったようです。今年はまさにそんな初桜の時期でした。
3月の投句一覧
買ってこい辛口清酒桜餅
雨の町切なく淡く初桜
初桜すりきずほどの傷心も
初桜ひとつ前の停留所
麗らかやゆっくりの登るモノレール
10年の時を耐え抜き初桜
初桜つまらぬ地にも嬉しきかな
初桜待ちくたびれて開く宴
駘蕩と野草商う野猿園
今どこに誰が呼ぶのか初桜
医院訪う多くのひとの初桜
初桜見るたび思う過ぎし日々
灯されて沼暗くなる初桜
ひととせのひと昔なり初桜
われ二度目母には初の桜かな
みどり児の光さす方初桜
恋猫のわたしはシャミという名前
夕べまだ莟のままで桜待つ
初桜くぐり今年の記念とす
初桜歩みも時もフリーズして
(3月末〆切り分)
3点句
鶯のケキョで出発始発駅
猿山のボスの交代春一番
スマホ置き小説開く春の宵
2点句
鶯の笛かと日光杉の森
ジム帰りあがる呼吸に山笑う
1点句
鶯もルーキーらしき初音かな
閉校の決まりし母校卒業歌
味噌汁に浮かべた菜花ほろ苦し
まだ姿見せず目白の緑濃く
ホーホーホー初々しくも鶯か
二十分耳澄ませての初音かな
初音かと筝曲の音か池の鯉
オンライン句会はこちらから https://onlinekukai.jimdofree.com/?preview_sid=573194
今月の一句添削コーナー
4月の今月の一句
1月の投句「雑煮」
雑煮餅四角く膨れ焦げ丸く
お雑煮のおかわり嬉し少し酔い
日本酒を御猪口に空けて雑煮締め
二日目の雑煮煮詰めてニュース見る
朝市の輪島懐かし能登惜しむ
今月の一句添削コーナー
3月の今月の一句
No1ブロック
鶯もルーキーらしき初音かな
ルーキーという言葉が清々しい早春のお題に合っていてとてもいい句ですね。「鶯」と「初音」が季重なりですが意味が解り易いのでいいと思います。
No2ブロック
鶯の忍ぶ山樹に谺せり
鶯がこだまする山間や田舎の森や林で姿が見えずつい探してしまうことがよくあります。風流で上手くまとめられた句です。
No3ブロック
猿山のボスの交代春一番
春は出会いと別れ、人生の悲喜こもごも、会社なら転勤や昇格の季節ですね。猿山にもそんな人生の厳しい競争があるのでしょうか。春一番の季語が効いています。
No4ブロック
居の近く初音をやがて聞き慣れり
鶯が庭にも降りてくる鳥ですね。初々しい楽しそうな声がいつの間にか朝の日課のように囀り始める季節が関東でも、もう目の前だと感じます。
No5ブロック
還暦も古希も過ぎけり二月尽
二月が過ぎれば春本番。人生の春はもう過ぎて長寿の祝がひとつづつ思い出されるのでしょうか。長生きは何より幸せですね。
今回は春のお題なので、明るい爽やかな句が目立ちました。「鶯」は春から夏まで各地でよく鳴いていますが、意外に気が付かないでいることも多い忙しない毎日です。まだ少しお題には早い時期だったかも知れませんが、そろそろうららかな日には囀りの中に鶯が聞こえてくる季節ですね。
2月の投句一覧
鶯のケキョで出発始発駅
鶯もルーキーらしき初音かな
競うかに鶯の多々庭の先
鶯の声がしたよなしないよな
閉校の決まりし母校卒業歌
味噌汁に浮かべた菜花ほろ苦し
鶯の忍ぶ山樹に谺せり
鶯の笛かと日光杉の森
猿山のボスの交代春一番
友偲ぶ満面の笑みと菜の花と
鎌倉にうぐいすの寺其処彼処
まだ姿見せず目白の緑濃く
鶯やあの娘この息子もお年ごろ
スマホ置き小説開く春の宵
居の近く初音をやがて聞き慣れり
ホーホーホー初々しくも鶯か
還暦も古希も過ぎけり二月尽
ジム帰りあがる呼吸に山笑う
二十分耳澄ませての初音かな
初音かと筝曲の音か池の鯉
(2月末〆切り分)
2点句
雑煮餅四角く膨れ焦げ丸く
三日目の雑煮の餅のふやりとす
完敗の母校横目に雑煮喰い
すくすくと育てと年玉並べたり
初詣異国の言葉聞きながら
1点句
年毎に数の減りゆく雑煮餅
お雑煮のおかわり嬉し少し酔い
日本酒を御猪口に空けて雑煮締め
二日目の雑煮煮詰めてニュース見る
去年薄め今年濃いめの雑煮かな
オンライン句会はこちらから https://onlinekukai.jimdofree.com/?preview_sid=573194