1月の句会選評

<1月の句会選評>

83 ふる里と違う景色の初日かな

故郷と今いる所 それぞれの景色が浮かんできます。選評:上西恵子

75 海上の闇解れゆく初日かな

初日が昇る様子に措かれた言葉が効いています。選評:辻 雅宏

18 潮の音を遠くに聞いて初日かな

遠くに聞いての措辞が良かった。選評:米山カローリング

2 幼子の寝顔に笑みやクリスマス

サンタさんはいまどこかな?調べて!とはしゃいでいた娘を思い出しました。可愛らしく微笑ましい日常のひとこまが素敵な句だと思いました。選評:齋藤久美子

79 我が村の名も無き山の初日かな

無名でも「我が村」の山。地元の初日の風景に作者の愛情を感じます。選評:原田啓子

79 我が村の名も無き山の初日かな

我が村に対する思いの溢れてる。選評:水野幸子

 

 

12月句会の選評

<12月の句会選評>

No22 気が付けばもう酉の市宵の風

宵の風の余韻が素晴らしいと思いました。選者:上西恵子

No11 酉の市異国のことば乱れ飛ぶ

最近は異国の言葉を耳にします。バスでも汽車でも飛行機も。その昔はお国言葉が懐かしき思いましたが、酉の市は国際化しました。選者:北美三風

No8 寄鍋を囲みてしばし迷い箸

寄鍋の色々具材確かに迷う。選者:龍野ひろし

No 45 日なたぼこ幸せ過ぎて猫となり

日なたぼこの幸せを猫の身になって面白い詠みである。選者:辻 雅宏

No 35 酉の市抜けて夜空の広く見え

酉の市の賑やかさがきえて、静かに夜空が広がっている情景がよく見えます。
選者:水野幸子

No 10 路地ひとつ入れば暗し酉の市

酉の市の賑わいの対照的な路地の淋しさが出ており、都会のうわべの華やかさのかげにあるもの暗さを示している。人生の哀歓に通じるものを感じさせる。
選者:青山好夫

 

11月句会の選評

<11月の句会選評>

22 気が付けばもう酉の市宵の風

宵の風の余韻が素晴らしいと思いました。選評:上西恵子

11 酉の市異国のことば乱れ飛ぶ

最近は異国の言葉を耳にします。バスでも汽車でも飛行機も。その昔はお国言葉が懐かしき思いましたが、酉の市は国際化しました。選評:北美三風

8 寄鍋を囲みてしばし迷い箸

寄鍋の色々具材確かに迷う。選評:龍野ひろし

45 日なたぼこ幸せ過ぎて猫となり

日なたぼこの幸せを猫の身になって面白い詠みである。選評:辻 雅宏

35 酉の市抜けて夜空の広く見え

酉の市の賑やかさがきえて、静かに夜空が広がっている情景がよく見えます。
選評:水野幸子

10 路地ひとつ入れば暗し酉の市

酉の市の賑わいの対照的な路地の淋しさが出ており、都会のうわべの華やかさのかげにあるもの暗さを示している。人生の哀歓に通じるものを感じさせる。
選評:青山好男

 

10月句会の選評

<10月の句会選評>

40 満月を素手で散らして露天風呂

発想が素晴らしいとおもいました。但し「て」が気になります、中七に切れをいれたら如何でしょうか? 選評:稲田 覚

3 天井の杉の柾目や涼新た

天井の杉の正目に涼を感じている、静謐な空気感を感じられる句 選評:水野幸子

14 星月夜まだ灯の消えぬ塾の窓

夜遅くまで勉強に励んでいる様子が感じられる 選評:龍野ひろし

48 海に浮く朱の回廊や今日の月

安芸の宮島での今日の月 朱の回廊とのコラボが一景をなしている。 選評:辻 雅宏

53 番台に魔女の置き物ハロウイン

番台と聞くだけで、昔ながらの銭湯が目に浮かびます。そこに最近年中行事となったハロウィーン関連の置物が。。。新旧のコントラストが面白い。 選評:原田啓子

56 ギザギザの大口笑うハローイン

ギザギザと大口で笑うの表現がいかにもハローインらしくて面白い。選評:青山好男

 

 

9月句会の選評

<9月の句会選評>

40  国宝の城を真下に今日の月

お城と名月、絵になる景です。  選評 稲田覚

26   月今宵話相手は「わたし」だけ

少子高齢化、独居、孤独。様々な情景が浮かびますが、孤独を楽しんでいる強さも感じます。選評 北美三風

10  新涼の駅舎にひびく発車ベル

10番の句、ついこの間まで、駅舎も暑苦しく、発車のベルの音ももやっとした音に聞こえてたのが涼しげな音に響いて来たという感覚が上手く表現されて、新涼が効いてると思います。選評水野幸子

34  名月や境内で聴くジャズライブ

満月の明かりの下でのジャズライブとは今風の詠みである。選評 辻雅 宏

31  名月を波にあそばす目黒川

「波にあそばす」のとこの擬人化が面白いと思いました。選評 原田啓子

 

 

 

8月句会の選評

<8月の句会選評>

22            新涼や水影揺らす渡し舟

風景が浮かぶ。絵画の如し。  選評 北美三風

14            新涼の駅舎にひびく発車ベル

新涼の駅舎の鐘の音まで涼しげに聞こえて来ます。      選評    水野幸子

17            髪切つてうなじに風の涼新た

紙を切りさっぱりとしたうなじをなでる風に、秋の気配を感じました。    選評 田中むつみ

15            新涼や筆速やかに「はね」を決め

筆のはねの勢いが感じられる。       選評     龍野ひろし

3               辻ごとに湧水の井戸涼新た

辻辻に湧く水の清冽さが季語とコラボしている。 選評 辻 雅宏

2               新涼やゴルフパットのナイスイン

スカッと決まった瞬間の涼風を感じる良い句です。     選評 原田啓子

19            名月へ連れ出す母の車椅子

景が見えます。こんなひとときを持ちたかったです。選評    米重初枝

23            満月を素手で散らして露天風呂

露天風呂と月に風情、湯に映る月を手でこわす名月鑑賞の一つのやり方と納得。          選評   青山好男

 

8月句会の選評

8月はネット句会がこれまでのオンライン句会と併用となりホームページが移行する6月から解りずらい時期ですが皆様からの選句の際に頂いた選評をこれからこのコーナーでご紹介してゆきたいと思います。

<7月の選句一覧より>

特選句:梅雨晴れ間商店街に笛太鼓

選評:上野貴子

下町の祭りの準備でしょうか。笛の音が風に響いてくる夕暮れ時を思い出して風情のあるいい句ですね。

 

特選句:古物商カビの匂いも売りにけり

選評:辻雅宏

諧謔味ある詠みで言い得て妙である。

 

特選句:子らはみな外国育ち子どもの日

選評:龍野ひろし

子供がすべて外国育ちとは現代を反映している

 

特選句:バラ線に囲まれ古壁黴となる。

選評:原田啓子

黴というと「古書」「風呂場」「書棚」「遺品「等をすぐ思い浮かべるところ、この句は有刺鉄線に囲まれた壁に注目。着眼点が新鮮。

 

特選句:保革油で黴遠ざくる登山靴

選評:北美三風

わかるわかる。この作業が楽しい。想いは山へ。情景が浮かびます。