今月のオンライン句会投句の講評
寒くなーい!朝から飛び跳ね春隣
上五の勢いと感嘆符の面白さや中七の動きのある表現に下五の季語で締めくくる。良くできた句ですね。型にはまらない出だしがとても好きな素敵な俳句です。
二色咲盆梅求めボロ市へ
世田谷ボロ市は季語にもなっている有名な行事ですね。この辺の方なら頷く共感の持てる秀句です。盆栽の梅の中でも紅白の二色が咲くものを探していらっしゃる作者のようすが目に浮かびます。
ほうとうの麺を手作り皆で食べ
麺から作るとはかなり凝った方ですね。それとも体験で作ってみたのかも知れません。それを皆で賑やかに食べるというところが楽しそうで羨ましい秀句ですね。
燕来る今日はマラソン日和なり
いいお天気に燕が飛んで来たのでしょう。そして、その日は東京マラソンだったのかな。何かマラソンに参加されたか、応援されているのか、運動不足になりがちな時期に頼もしい素敵な秀句です。
晴天に黒き矢印つばくらめ
燕の燕尾服のようなまさに翼を広げて飛ぶ姿が青空に移る光景を詠まれていますね。いつも同じ巣の場所にやって来るというどこか可愛い親しみのわく上手く纏まった素晴らしい句です。
<総評>
今回は早春らしく、燕や梅の句が多く、春の訪れを俳句に感じる句会でした。寒の戻りが厳しい毎日ですが、早く暖かな春が来るといいです。
1月の点盛りの結果
1点句
毛の先の乱れを直す筆始め 全力走連凧空へ日本晴れ 側道の椿の花や赤々と 一文字を一糸乱れず筆始
ボロ市の店多くなり人の波 息を呑み震え押さえて筆始 また一年無沙汰を詫びる年賀状
キャンパスは試験の静寂春隣り 数の子の塩抜き筋取り手を借りて 筆始め俳句初めの夕間暮れ
2月の投句一覧
燕来るふわり漂う陽の温み
春一番吹かれ立ち向かい大笑い
寒くなーい!朝から飛び跳ね春隣
氷上に立つ子と戯れ湯気が立つ
帰宅して焼き芋取り合う健やかさ 燕来る小さな駅のホームにも
この場所にまた来ているねつばくらめ
抜け道を知っているのか燕来る
燕の巣見つけて嬉し駅の裏
時刻表見上げる先に燕来る 紅梅や外装工事で枝切られ 庭の梅穴かかえて満開に 二色咲盆梅求めボロ市へ 盆梅の満開見つめ父笑顔 カメラ下げ梅園うろうろ老婆かな ほうとうの麺を手作り皆で食べ 豆まきや鬼はいつでもパパの役 風を背に闊歩する我つばくらめ
晴天に黒き矢印つばくらめ
燕来る今日はマラソン日和なり
ランナーを見守る桜一分咲
海渡る燕旅人我も旅人
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