3月句会の選評

3月の選評

俳句No 俳句 選者 選評
60 落つるなよまだ落つるなよ玉椿 子風 落つるなよの繰り返しに気持ちが篭って印象的でした
47 淡雪の静かに積んで雪の嵩 米山カローリング  情景が浮かびます
32 一輪の乙女椿はスッと立ち 朱筆 乙女がスッと立つなら芍薬だろと思いつつ、

スッと立つ牡丹なんだというところが面白かったです

9 猫の恋ねずみ小僧に見られたり 辻 雅宏 ねずみに見られた猫の恋という詠みが目新しい。
56 飯喰ってまたも出て行くうかれ猫 水野幸子 ペーソスとユーモアがある句
54 背き合ふ赤い椿と白椿 青山好男 紅椿と白椿がそれぞれ女と男を表現しているよう。

反目しているようでお互いを思いやっている様子。

49 椿咲くやしゃべり足りない午後茶会 原田啓子 椿が咲いておしゃべりに夢中になる午後の茶会!

声が聞こえてきそうな楽しい句です。

64 穢れなき乙女椿や波浮港 齋藤久美子 恋愛に老いは関係なく…むしろ老いてからの恋にうかれる楽しさが

素敵だと思いました!

2月句会の選評

2月句会の選評

俳句No 俳句 選者 選評
26 呼べば尾で返事してゐるうかれ猫 子風 まさに猫の動きはこれです。
30 音量を上げテレビ観る猫の恋 米山カローリング  余り聞きたくない声だと言う事が分かります
25 今宵また屋根を修羅場に恋の猫 水野幸子 いかにも、猫の恋らしい情景が的確に表現されました
16 猫の恋ねずみ小僧に見られたり 辻 雅宏 ねずみ小僧の登場は面白い。こういう発想は俳句の諧謔味びつながる。
39 イケメンの猫に懸想の猫の妻 原田啓子 どの世界でも「イケメン」はモテますよね。「猫の妻」が落ちとして効いていて滑稽。
5 鈴が鳴り鈴近寄るや猫の恋 青山好男 恋猫の近所はばかることのない鳴き声のうるささが野生のものとつくづく感じられる。
4 恋猫の声四方から闇深し 田中むつみ 引き裂くような猫の声と深い闇が映像のように浮かんできました

1月の句会選評

<1月の句会選評>

83 ふる里と違う景色の初日かな

故郷と今いる所 それぞれの景色が浮かんできます。選評:上西恵子

75 海上の闇解れゆく初日かな

初日が昇る様子に措かれた言葉が効いています。選評:辻 雅宏

18 潮の音を遠くに聞いて初日かな

遠くに聞いての措辞が良かった。選評:米山カローリング

2 幼子の寝顔に笑みやクリスマス

サンタさんはいまどこかな?調べて!とはしゃいでいた娘を思い出しました。可愛らしく微笑ましい日常のひとこまが素敵な句だと思いました。選評:齋藤久美子

79 我が村の名も無き山の初日かな

無名でも「我が村」の山。地元の初日の風景に作者の愛情を感じます。選評:原田啓子

79 我が村の名も無き山の初日かな

我が村に対する思いの溢れてる。選評:水野幸子

 

 

12月句会の選評

<12月の句会選評>

No22 気が付けばもう酉の市宵の風

宵の風の余韻が素晴らしいと思いました。選者:上西恵子

No11 酉の市異国のことば乱れ飛ぶ

最近は異国の言葉を耳にします。バスでも汽車でも飛行機も。その昔はお国言葉が懐かしき思いましたが、酉の市は国際化しました。選者:北美三風

No8 寄鍋を囲みてしばし迷い箸

寄鍋の色々具材確かに迷う。選者:龍野ひろし

No 45 日なたぼこ幸せ過ぎて猫となり

日なたぼこの幸せを猫の身になって面白い詠みである。選者:辻 雅宏

No 35 酉の市抜けて夜空の広く見え

酉の市の賑やかさがきえて、静かに夜空が広がっている情景がよく見えます。
選者:水野幸子

No 10 路地ひとつ入れば暗し酉の市

酉の市の賑わいの対照的な路地の淋しさが出ており、都会のうわべの華やかさのかげにあるもの暗さを示している。人生の哀歓に通じるものを感じさせる。
選者:青山好夫

 

1月の兼題「初日」

1月の兼題「初日」

元日の日の出である。元旦の朝に拝む新年最初の太陽を指し、非常に重要な新年の季語です。この光景には、古来から一年の始まりを祝う厳かな意味が込められており、健康や幸福、成功を願う風習と結びついています。

特に山頂や海辺など景色の良い場所で見る初日は、自然の雄大さと人々の期待感を象徴します。

俳句では、新しい年の清々しい希望や決意を詠む際に用いられるほか、初日の出が映す情景や空気感を通じて、冬の凛とした美しさを描写することが多いです。

傍題に、「初日の出」「初日影」「初日受く」「初日待つ」

 

12月の兼題「寄鍋」

12月の兼題「寄鍋」

季節の魚貝、鶏肉、野菜などを寄せ集めて、土鍋で煮ながらつつきあって食べる。

傍題はないので、人気の鍋料理をご紹介します。

1. 寄鍋(よりなべ)|何でも受け止める“万能鍋”

寄鍋は、魚・肉・野菜など**いろいろな具材を“寄せ集める”**ことから名付けられました。
家庭によって味も具材も自由。いわば“オールマイティ鍋”。

おすすめ具材白身魚(タラ・鯛など)

  • 鶏肉

  • えび・かき

  • 白菜・ねぎ・春菊

  • 豆腐・しらたき

だしのポイント
昆布と薄口しょうゆをベースにすると、どんな具材にも合う万能スープに仕上がります。

迷ったらまず寄鍋。食卓を一気に“冬モード”にしてくれます。


2. すき焼き|甘辛い香りが幸せを連れてくる

冬のごちそうといえば、やっぱりすき焼き
割り下で煮込む甘辛い香りは、部屋いっぱいに幸せを運んでくれます。

定番具材
牛肉、焼き豆腐、長ねぎ、春菊、しらたき、しいたけ

甘みとコクがしっかりしているので、締めのうどんがぴったり合います。


3. 水炊き|素材の旨みをじっくり味わう

九州発祥のシンプル鍋。
昆布と水で煮込むだけなのに、鶏肉の旨みがじんわりと引き出され、飽きのこない味。

ポン酢との相性が抜群!
お好みで柚子こしょうを添えると、さらに深い味わいになります。


4. キムチ鍋|寒い日ほど元気が出る“あったか辛旨鍋”

ピリッと辛くてコクがある人気鍋。
味噌や鶏ガラを加えるとスープに深みが出ます。

相性の良い具材
豚バラ、豆腐、ニラ、もやし、きのこ、キムチ

締めはやっぱりチーズリゾット風雑炊が人気です。


5. しゃぶしゃぶ|軽く食べたい日にぴったり

薄切り肉をサッとくぐらせるだけで完成する、ヘルシーで上品な鍋料理
ポン酢やごまだれで味の違いを楽しめるのも魅力です。

野菜もたっぷり摂れて、胃に負担がかからないので、家族みんなに喜ばれる鍋です。


6. ちゃんこ鍋|栄養満点の“力士料理”

鶏だしをベースに、肉・魚・野菜を豪快に煮込むのが特徴。
「たくさん食べても飽きない」バランスのよい味が魅力です。

具材が豊富なので、まとめて野菜を使い切りたい日にもおすすめ。


まとめ|鍋は“冬のごちそう”であり“団らんの中心”

鍋料理は、

  • 準備が簡単

  • 栄養満点

  • 体の芯から温まる

  • みんなで囲む楽しさがある

という、冬の強い味方。
「寄鍋」をはじめ、ぜひ今日の気分で鍋を選んでみてください。

寒い日こそ、あったか鍋で心豊かなひとときを。
あなたのお気に入りの鍋が見つかりますように。

 

11月の兼題「酉の市」

11月の兼題「酉の市」

十一月中の酉の日の鷲神社の祭事。熊手は大小様々なものが売られており、主に売り手の思惑により年々大きくしてゆくものともされている。

「酉の日」は、毎日に 十干十二支 を当てて定める日付け法で「酉」に当たる日のこと。 酉の日は12日おきに巡ってくる。 ひと月は30日なので、日の巡り合わせにより、11月の酉の日は2回の年と3回の年がある。

傍題に、一の酉、ニの酉、三の酉、熊手