8月句会の選評

8月はネット句会がこれまでのオンライン句会と併用となりホームページが移行する6月から解りずらい時期ですが皆様からの選句の際に頂いた選評をこれからこのコーナーでご紹介してゆきたいと思います。

<7月の選句一覧より>

特選句:梅雨晴れ間商店街に笛太鼓

選評:上野貴子

下町の祭りの準備でしょうか。笛の音が風に響いてくる夕暮れ時を思い出して風情のあるいい句ですね。

 

特選句:古物商カビの匂いも売りにけり

選評:辻雅宏

諧謔味ある詠みで言い得て妙である。

 

特選句:子らはみな外国育ち子どもの日

選評:龍野ひろし

子供がすべて外国育ちとは現代を反映している

 

特選句:バラ線に囲まれ古壁黴となる。

選評:原田啓子

黴というと「古書」「風呂場」「書棚」「遺品「等をすぐ思い浮かべるところ、この句は有刺鉄線に囲まれた壁に注目。着眼点が新鮮。

 

特選句:保革油で黴遠ざくる登山靴

選評:北美三風

わかるわかる。この作業が楽しい。想いは山へ。情景が浮かびます。

 

 

 

 

8月の兼題「桃」

8月のお題の解説

「桃」

桃の実は中国からわたり、奈良時代から栽培されていました。水蜜桃から品種改良されたもので種類は多い。大型の球形で、香り高く、果汁が多く甘い。早桃は六月下旬から出荷され、水蜜桃や白桃は八月中旬に出荷される。花は春の季語。

傍題には「水蜜桃」「白桃」「桃の実」