5月投句「端午の節句」
端午の節句風やわらいで時移る
鯉幟大きな口が空を呑む
傘忘れ走る駅前五月雨
藤の山隧道潜り海が呼ぶ
花菖蒲もののふの影偲び咲く
5月投句「端午の節句」
端午の節句風やわらいで時移る
鯉幟大きな口が空を呑む
傘忘れ走る駅前五月雨
藤の山隧道潜り海が呼ぶ
花菖蒲もののふの影偲び咲く
4月投句「卯の花腐し」
卯の花腐し山間の拓けて別れ道
卯の花腐し人生は大波小波
歩き出す無人駅から燕飛ぶ
濃い薄い新茶か古茶か季節ゆく
山間に白く点れば卯の花腐し
3月投句「桜草」
桜草ものいいたげにほろりはらり
通学路ゆく児卒業桜草
桜草小さな小鉢買い帰る
桜草濃いも薄いもピンク色
笑顔には迷いが消えて桜草
2月の投句「燕」
燕来る小さな駅のホームにも
この場所にまた来ているねつばくらめ
抜け道を知っているのか燕来る
燕の巣見つけて嬉し駅の裏
時刻表見上げる先に燕来る