11月の兼題「初時雨」

11月の兼題「初時雨」

冬の初めに晴れていても急に雨が降り出し、しばらくすると雨が止んだり、またしばらく雨が降ったかと思うと、すぐに止んだり、そして、また降り出すというようなことがある。そんな雨がその年にはじめて降ることを初時雨という。本来は京都など山の多い場所の現象で「北山時雨」「能登時雨」などと言われていたが、しだいに冬の通り雨を時雨と呼ぶようになった。その定めなき儚さが本意とされている。

時雨の傍題には、「時雨る」「朝時雨」「夕時雨」「小夜時雨」「片時雨」などがある。

 

 

10月主宰出句

10月投句「石榴」

実石榴の庭園和むお茶タイム

鳥の影追えば石榴の竹の庭

木戸の奥あれは石榴と茶室まで

背を越えて実石榴割れる垣の内

色の濃いジュースに石榴健康食

 

 

 

9月主宰投句

9月投句「紫苑」

紫苑咲く潮の満ち欠け松越えて

ふと風に問えば気が付く花紫苑

あの空き地紫苑の空き地工事中

野に山に空の青より紫苑咲く

紫苑咲く坂を登れば私鉄駅