今月のオンライン句会投句の講評
朝顔がしぼんじゃったよ寝坊した!
楽しい口語調の句ですね。寝坊してしまう夏の暑さの疲れが楽しく表現されていて好きな句です。
朝顔の巻き付く格子タフな朝
朝の朝顔は爽やかで美しいものですが、猛暑で残暑が厳しいと秋口の情緒というよりも、まだまだ続く夏に対するタフな朝顔の顔が浮かびます。日射しの強さに萎んで来そうだけれど、まだ朝の内は綺麗に咲いているのかなぁ?楽しい俳句ですね。
野分過ぎ抹茶フロート溶ける午後
台風の季節ですね。こんな季節には午後の安らぎが貴重な時間です。安堵感が感じられる現代のまさに今の俳句ですね。
山深し読経かき消す秋の蝉
蝉は秋になると鳴き方が変わり、蜩や法師蝉になりますが、猛暑が長く続く現代では、まだまだ蝉はみんみん、じいじいと鳴いていますね。そこを「秋の蝉」と詠んでいるところが上手い俳句です。山奥のお寺で読経体験なのでしょうか。奥深いですね。
鳥渡る戦火に消えし城下町
これは他国のニュースか何かでしょうか。自然の変化は人間社会の恐ろしいイザコザをまるで気づかないかのように渡って来るのですね。水辺の風景なのでしょうか。日本の昔の戦火を思いやって詠んでいるのかも知れませんね。いろいろに解釈できる俳句です。
<総評>
今回はまだまだ残暑が厳しく、夏のような毎日なので、俳句では表現しづらい季節でした。又、今年は初夏のころからこの残暑の季節まで、様々なハプニングが多い年となり、句会がスムーズに進まなかったことお詫びいたします。
6月の点盛りの結果
2点句
黒南風に裏道あたりなまぬるく
1点句
なんだって出来る気がして梅雨晴れ間
日帰りのいで湯にまったり梅雨晴れ間
梅雨晴れ間大きな欠伸の迷い猫
袖なしのワンピース着る梅雨晴れ間
起ち上る力を持って梅雨の星
腰痛で知る梅雨時の空模様
目的地コンビニだけの梅雨晴間
炎天下配車アプリの返事待ち
8月の投句一覧
朝顔がしぼんじゃったよ寝坊した!
朝顔の蔓伸び始めたら一気
影薄し夏と秋とのあいだの雲
朝顔の苗買いそびれ三ヶ月
朝顔の如雨露に沈む蟻一匹
朝風にひらり朝顔におはよう
朝顔の巻き付く格子タフな朝
野分過ぎ抹茶フロート溶ける午後
朝顔のフェンスの垣根ラジオ体操
霧の雨おもてのものは被りけり
山深し読経かき消す秋の蝉
朝顔咲けば毎日が笑顔
朝顔を映すレンズは我の奥に
次回の投句&選句ご案内リンクなど
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