4月のオンライン句会

今月のオンライン句会投句の講評

No1ブロック

手を合わすお地蔵様の顔に蜂

お地蔵様は可愛いですね。作者がお地蔵さまに手を合わせているとそのお地蔵様の顔に蜂が来てとまったという俳句ですね。5月は子供の日があるので、なおさらお地蔵様が気になります。お祈りする作者の優しさが感じられます。

No2ブロック

願かける音羽の滝の水温む

滝の水は夏には冷たくて涼しいのですが冬は厳しくその水が春になり少し温くなるという俳句は珍しいですね。清水寺の音羽の滝の水を飲みに行かれたのでしょうか?面白いです。

No3ブロック

よちよちと小雀一羽駐車場

とても可愛らしくて微笑ましい句です。都会では意外に自然が残る駐車場に子雀が来ている姿が楽しいです。優しい俳句ですね。

No4ブロック

房総の潮風うける花見酒

お花見に一杯、千葉の海と桜の絶景ですね。どこのお花見でしょうか館山かな?九十九里あたりでも海沿いに河津桜が美しい街道がありお花見で賑わっていますがその辺なのかなぁ?素敵な俳句ですね。

No5ブロック

水温むをのこもすなる厨ごと

はるになって、今の時代は男子でもグルメな人は自分でなんでも料理しますね。男性の方が上手いことも多いです。コックなのかな?

<総評>

春らしい句が多くて選句も楽しいですね。桜の開花が遅かっただけに花見の時期が長く、雨の花や花吹雪や桜蕊のはいくなど、いつもより様々な角度から桜や春の句を詠むことが出来たと感じました。

 

4月の投句一覧

旅先の水温む朝ししおどし
手を合わすお地蔵様の顔に蜂
ため息も吹きこみ青きシャボン玉
水温む虚像に笑みを促され
新樹蔭(かげ)病の癒えて深呼吸
水温むひょんと跳ね飛ぶ水溜り
願かける音羽の滝の水温む
平穏な日々に感謝の花見酒
春愁の守り袋を結直す
此はもはや空気のように水温む
水温む飛沫(しぶき)とばして洗う顔
両の手の十指に朝の水温む
銀閣寺侘び寂びの中さくら色
一年生制服の袖手を隠す
蟇穴を出て歪みたる鏡かな
水温む血肉温むは今すこし
よちよちと小雀一羽駐車場
水温み朝は晴れ晴れ水仕澄む
まぁだだよ今年の桜かくれんぼ
房総の潮風うける花見酒
軒先に猫が住みつく菜種梅雨
思春期の跡に染みるか水温む
囲碁教本父の書き込み紙魚(しみ)の跡
スイッチを入れず蛇口の水温む
ほっと一息し週末の夜桜
草萌ゆる復興祈るコンサート
水温むをのこもすなる厨ごと
溜め池に藪蚊の憩い水温む
五月雨てどこに忘れたジャンプ傘
迷い猫くるりと逃げる蜂の音

(4月末〆切り分)

3月の点盛りの結果

 

4点句

初桜待ちくたびれて開く宴

3点句

みどり児の光さす方初桜

2点句

初桜ひとつ前の停留所
駘蕩と野草商う野猿園
初桜見るたび思う過ぎし日々
初桜歩みも時もフリーズして

1点句

買ってこい辛口清酒桜餅
雨の町切なく淡く初桜
初桜すりきずほどの傷心も
10年の時を耐え抜き初桜
医院訪う多くのひとの初桜
灯されて沼暗くなる初桜
われ二度目母には初の桜かな
恋猫のわたしはシャミという名前
夕べまだ莟のままで桜待つ
初桜くぐり今年の記念とす

次回の投句&選句ご案内リンクなど

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