今月のオンライン句会投句の講評
No1ブロック
鶯もルーキーらしき初音かな
ルーキーという言葉が清々しい早春のお題に合っていてとてもいい句ですね。「鶯」と「初音」が季重なりですが意味が解り易いのでいいと思います。
No2ブロック
鶯の忍ぶ山樹に谺せり
鶯がこだまする山間や田舎の森や林で姿が見えずつい探してしまうことがよくあります。風流で上手くまとめられた句です。
No3ブロック
猿山のボスの交代春一番
春は出会いと別れ、人生の悲喜こもごも、会社なら転勤や昇格の季節ですね。猿山にもそんな人生の厳しい競争があるのでしょうか。春一番の季語が効いています。
No4ブロック
居の近く初音をやがて聞き慣れり
鶯が庭にも降りてくる鳥ですね。初々しい楽しそうな声がいつの間にか朝の日課のように囀り始める季節が関東でも、もう目の前だと感じます。
No5ブロック
還暦も古希も過ぎけり二月尽
二月が過ぎれば春本番。人生の春はもう過ぎて長寿の祝がひとつづつ思い出されるのでしょうか。長生きは何より幸せですね。
<総評>
今回は春のお題なので、明るい爽やかな句が目立ちました。「鶯」は春から夏まで各地でよく鳴いていますが、意外に気が付かないでいることも多い忙しない毎日です。まだ少しお題には早い時期だったかも知れませんが、そろそろうららかな日には囀りの中に鶯が聞こえてくる季節ですね。
2月の投句一覧
鶯のケキョで出発始発駅
鶯もルーキーらしき初音かな
競うかに鶯の多々庭の先
鶯の声がしたよなしないよな
閉校の決まりし母校卒業歌
味噌汁に浮かべた菜花ほろ苦し
鶯の忍ぶ山樹に谺せり
鶯の笛かと日光杉の森
猿山のボスの交代春一番
友偲ぶ満面の笑みと菜の花と
鎌倉にうぐいすの寺其処彼処
まだ姿見せず目白の緑濃く
鶯やあの娘この息子もお年ごろ
スマホ置き小説開く春の宵
居の近く初音をやがて聞き慣れり
ホーホーホー初々しくも鶯か
還暦も古希も過ぎけり二月尽
ジム帰りあがる呼吸に山笑う
二十分耳澄ませての初音かな
初音かと筝曲の音か池の鯉
(2月末〆切り分)
2点句
雑煮餅四角く膨れ焦げ丸く
三日目の雑煮の餅のふやりとす
完敗の母校横目に雑煮喰い
すくすくと育てと年玉並べたり
初詣異国の言葉聞きながら
1点句
年毎に数の減りゆく雑煮餅
お雑煮のおかわり嬉し少し酔い
日本酒を御猪口に空けて雑煮締め
二日目の雑煮煮詰めてニュース見る
去年薄め今年濃いめの雑煮かな
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