10月のオンライン句会

今月のオンライン句会投句の講評

No1ブロック

名作の言葉身に入む読書会

読書の秋ですね。綺麗にまとめられたいい句ですね。名作のタイトルが聞きたくなります。

No2ブロック

身に入むや西日に染まる母の頬

下五に作者の愛情が滲み出ていて優しい句ですね。どこかのんびりした午後の日向ぼっこを思い出します。郷愁を誘いますね。

No3ブロック

定年や紅葉且つ散る褪(あ)せぬまま

いつまでも色褪せることのない思い出が定年を迎えた作者の心に蘇り紅葉の季節の切なさと上手く相まって素敵な俳句ですね。

No4ブロック

紅葉且つ散りつつ映える水面かな

水面に咲く花のように赤く散る紅葉が目に浮かびます。風情があって素晴らしいです。水鏡に映る紅葉と散る紅葉がどちらも美しいようすがよく解ります。

No5ブロック

カーテンの影に黒猫月明り

黒猫がカーテンにじゃれている姿が愛らしくふわふわとひらめいていていて、影なのかカーテンなの解らずにいるところがまた愛嬌がありますね。

<総評>

今回は月のお題でしたので、このところの長い夏で、少し詠みずらい時期だったかも知れません。温暖化では季題も難しくなってしまいますね。

 

10月の投句一覧

後の月見えるだろうかビル狭間
人気無き院内ほそり月明り
名作の言葉身に入む読書会
もう一度遠回りしてワンカップ
昼餉食う地球の裏の月明かり
身に入むや西日に染まる母の頬
駅を背に家の灯までの月明り
月明に溶けるenvyもjealousも
定年や紅葉且つ散る褪(あ)せぬまま
満ち欠けに雲の舟浮く月明り
月明り夜の病棟を物にする
紅葉且つ散りつつ映える水面かな
ぼんやりと影に越されて月明り
カーテンの影に黒猫月明り
夜の雲薔薇色に染め小望月

(10月末〆切り分)

9月の点盛りの結果


2点句

無花果や両手いっぱいお裾分け
竹の春八幡跡のコンビニに
還暦を迎えて期する竹の春
窓開けて眠る今宵や竹の花

1点句

竹春や還暦過ぎて空青し
道端の無花果熟れし香よし
地蔵堂風のさわわと竹の春
月餅を月に見立てて茶会かな
野良猫の横切る先は竹の春
隧道を越えて故郷竹の春
竹の春全てを忘れ青々と

次回の投句&選句ご案内リンクなど

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