12月の上野貴子(主宰)出句「霰」5句
初霰ハンドル握る指に落ち
黄昏る門に一粒玉霰
結晶の花に涙の初霰
児のひとりまぶたに落ちる玉霰
霰降る色無き町の交差点
12月の上野貴子(主宰)出句「霰」5句
初霰ハンドル握る指に落ち
黄昏る門に一粒玉霰
結晶の花に涙の初霰
児のひとりまぶたに落ちる玉霰
霰降る色無き町の交差点
3点句
着ぶくれて北ウィングの朝7時
季語は「着ぶくれ」冬。
義士の日のポストに喪中葉書あり
季語は「義士の日」冬。
12月14日の赤穂浪士の討入りの日を「義士の日」として季語とされています。難しいお題ですが、日本人の心に残る切ない仇討ちの逸話として歌舞伎の出し物にもなっていますね。武士道なんて古い精神論ですが、忠義心という誠の心を忘れずに現代にも通じる俳句を詠んでゆきたいです。時代の流れと人の世の刹那を感じる句に点が入りました。そしてまた、一年間の疲れを癒すかのように旅に立つ俳句にも点が入りましたね。ロマンチックで素敵な空の旅を思わせる素敵な句です。

2月の兼題「淡雪」
春の雪は、冬の雪と違って解けやすく、降るそばから消えて積もることが無いので淡雪という。雪とは言え晴れやかな感じである。
傍題としては、「春の雪」「牡丹雪」「春雪」「沫雪」など。