今月のオンライン句会投句の講評
No1ブロック
2の句 天高し朝のテラスで深呼吸
秋の句ですね。11月の投句なのでまだ秋の季語「天高し」を使われていますが、今年は11月になって晴れた日が多かったのでよいと感じます。小春日和というよりも爽やかな秋の空に近い空の高さが解ります。
No2ブロック
2の句 駅前のマルシェも仕舞い月の舟
マルシェが夕方締まる時間帯が日に日に遅くなる秋から冬の変化を上手く詠まれています。「月の舟」のフレーズがロマンティックですね。
No3ブロック
3の句 蓬餅ずんぐり聳え皿に座す
とがった草餅団子か?何か長細いのか?面白い俳諧味のある秀です。
No4ブロック
2の句 夜歩く片割れ月は雲隠れ
十三夜の句なのかも知れませんね。2回お月見をするとよいといいますが、今年は9月と十月で早かったので、やはり半月の句でしょう。夜のお散歩なのかも知れません。
No5ブロック
3の句 鏡餅かち割る幸を分け合って
幸を分け合いお汁粉を作るのでしょう。お正月行事の鏡割りを思い出します。お汁粉が美味しい季節ですね。
<総評>
今回のお題「餅」だったので、楽しい句が多かったです。お餅はお正月に食べるくらいになりましたが、昔からお目出度い時には必ず付き物でした。小豆や黄粉とお菓子として食べたりしますから、やはり楽しい句になりますね。お雑煮が今から待ち遠しいです。
(12月8日)
11月の投句一覧
店先に餅が出始め齢数え
天高し朝のテラスで深呼吸
面焦げ絵に描くような餅出来ぬ
餅肌のマスクのうざくコロナ時代
駅前のマルシェも仕舞い月の舟
餅を切る幸せ伸ばす幸せよ
草餅の黄粉気遣うお茶タイム
隣家の子今宵も泣きて月の舟
蓬餅ずんぐり聳え皿に座す
お煎餅後ひく老舗の秘伝技
夜歩く片割れ月は雲隠れ
癒しこそ餅の持ち味きなこ餅
餅焼けば焦げも香ばし網模様
髪切って母を訪ねる小春空
鏡餅かち割る幸を分け合って
3点句
役目終え文字の消えかけ捨案山子
2点句
美しき菊わが庭を選び咲く
今年また野菊の坂を里帰り
バス待ちの薄着を濡らす菊の雨
1点句
円きものすべて愛しき手毬菊
山粧う川面に移る嵐山
菊に雨こころの友に思い馳せ
山の宿友と浴びる湯秋月夜
上手くなれ句集眺める夕時雨
花びらを一ひら散らし菊酒飲む
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