
秋のお彼岸を過ぎるとやっと残暑がおさまりますが、この頃の猛暑では、まだまだ気温がいつ上昇するのか何だか不安なままで10月を迎えました。
こんなに先の見通しがつかない不透明な時代はコロナ禍だからに違いありませんが、今度こそ少しでも早く終焉収束が来てほしいです。
そんなこんなでバタバタといつの間にか10月ですが、この時期には毎年月が美しく、お月見が楽しみです。夜空の月を見ながら一献なんて粋な夜を過ごしたいものですが、2022年の十五夜様は以外に早く9月中に過ぎてしまいましたね。
それでも10月には十三夜が待ち構えています。今年は10月8日の土曜日がその日に当たります。十三夜は「栗名月」や「豆名月」と呼ばれています。十五夜と同じようにススキやお団子をお供えしますが、旬の栗や豆をお供えするところから「栗名月」「豆名月」と呼ばれ、十三夜というと十五夜の後の月見として、秋の美しい月とされています。十三夜というくらいなので、十五夜の満月になる少し前の欠けた月の微妙な形がまた日本人の風情を掻き立てるようです。
この十三夜には、やはりお月見団子が欠かせませんが、十三夜と言いますからお団子も十三個が縁起がいいらしいです。そして秋の七草を飾ります。代表的な草花が芒ですね。これは十五夜とまったく同じです。勿論、その時に咲いている七草を一緒にかがるとさらに素敵ですね。
秋の七草は、都会ではなかなか見かけません。自然に摘んで飾ることは難しいので現代では魔除けにもなる芒が一番だということなのでしょう。
秋の七草は山上憶良の和歌が有名ですね。「秋の野に咲きたる花を指(および)折り かき数(かぞ)ふれば七種(ななくさ)の花」という和歌と「萩の花尾花(おばな)葛花(くずばな)なでしこの花女郎花(おみなえし)また藤袴朝貌(あさがお)の花」という二首があります。こうしてみると秋の七草を鑑賞する習わしは、平安時代の頃からあったのです。その頃の朝顔とは今の桔梗だと言われています。
また、萩の花は、平安の万葉集の時代には最も多く詠まれていた秋の七草のようです。山上憶良の和歌にもありますが、最後に七草を七種類上げておきます。
萩の花、尾花、葛花、撫子の花、女郎花、藤袴、朝顔。
萩の花地より生え出て地に引かれ・・・上野貴子






